うみやまあおもり

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奥津軽の旬の食材を味わう「奥津軽ダイニング」

7月初旬、奥津軽の旬の食材を味わう「奥津軽ダイニング」に参加しました。

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「奥津軽ダインニグ」とは、青森県西北地区県民局による食のツーリズム誘客促進事業の一環で、西北の食資源を遠くからでも訪れる価値のあるものとし、食材の魅力を旬の時期に味わうというイベントです。

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リーフレットには「お持ち帰りできない、この地域だからこそ味わうことができる究極の贅沢をお楽しみいただく場がコンセプト」と書いてあり、料理店で取扱いのある最高級の食材を使ったお料理をいただけることを知り、期待が膨らみます。

 

会場は、五所川原市にある津軽金山焼「れすとらん 山の風」

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何度か訪れたことがある馴染みの場所。今回提供される料理はすべてここで焼かれた器に盛り付けされます。

 

オープニングは、食材が調達された場所の映像が流れ、日本海の恵まれた水産資源や奥津軽の肥沃な大地から育まれた農産資源を知ることができました。

調理は、五所川原市に店舗を構える

◇美味酒好ダイニング 彩竜

◇魚酒房 おが

◇Posapiano

◇酒屋 みらくRu

シェフ4名が「本日の料理人」として紹介され、会場の熱いまなざしと拍手の渦でボルテージがマックスに!

 

では、提供された全7品のお料理です。

 

1.深浦町もずくの酢の物

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 白くトッピングされている長いものシャキシャキした歯触りと相まって、スルスルとのどを通っていきます。やさしいお酢の味つけによって、更に食欲増進。

 

2.鯵ケ沢町長谷川自然牧場の豚肉とつがる市農園葉菜言葉のトマトサラダ

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 長谷川自然牧場の熟成豚は、おからやこぬか等を自家配合した発酵飼料を餌にしています。通常より4ヶ月長く、10ヶ月間飼育することで、霜降りの極上な肉質に仕上がるということを知りました。口に運ぶと、やわらかく脂も甘みがあり「夏場はこうやって冷しゃぶサラダで食べるといいね」と献立の参考に。

そして、農園 葉菜言葉のプチトマト「プチぷよ」は大好き!皮が薄く甘い、見かけると速攻レジに向かうほど買っています。実はトマトは苦手なのだけど、近ごろのプチトマトはフルーツみたいで酸っぱくない。生産者のお蔭をもって、トマトに対する苦手意識は年々薄れてきています。

 

3.深浦町久六島のアワビ・深浦サーモンのお刺身

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 深浦町久六島のアワビはグローブ!?みたいに大きくて黒々。久六島は、湧昇流(ゆうしょうりゅう)という、海水が深層から表層に湧き上がる現象が起きる漁場で、アワビ・サザエのサイズが大きくなるようです。更に味も濃厚でうまみが凝縮されていて、絶賛の美味しさでした。

 

4.鯵ケ沢町アビタニアジャージービーフのピザ

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 食材ではないですが、会場になっている「れすとらん 山の風」は、ピザ釜で焼き上げる本格派ピザが美味しいお店。今回の料理人のピザは、薄めでもっちりした生地にトロリとしたチーズ、噛みごたえのあるビーフの味との相性もよく、この店に食べに行きたいなと思わせる発見の美味しさでした。

 

5.深浦町久六島サザエのエスカルゴ風(左)

6.小泊産津軽海峡メバルの煮つけ十三湖産大和しじみのあんかけ(右)

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 小泊産の津軽海峡メバルは、海峡の速い潮の流れで育つため、適度な運動量と豊富なエサを食べていることから身質がとてもいいのだそう。新ご当地グルメ「中泊メバルの刺身と煮付け膳」通称「メバル膳」も大ヒットしていて人気のお魚。調理の工夫次第で味のバリエーションができるのも、メバル自体にクセがなく万能に変化する素直な肉質にあるのかもしれません。

 

7.アビタニアジャージーファームのアイス

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アビタニアジャージーファームの牛肉もまた、豚肉と同じように餌に特徴があります。牛にはマメ科の多年草アルファルファをたっぷり与えているそう。しぼりだされる牛乳は濃厚で脂肪分が高く、このデザートアイスは濃厚なんだけどあと味サッパリで、おかわりしたいくらい好きな味でした。

 

以上、実食完了!

素晴らしい食材の数々を堪能させていただきました。

 

途中、生産者が活きの食材を披露してくれます。

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今朝採れたての十三湖のしじみ貝。味が濃く栄養価も高い、見ての通り大粒で、まさしく黒いダイヤ!?「十三湖のしじみは、貝につやがあって少し茶色みがかっているのが特徴、これが美味しい証拠!」と太鼓判。納得の見栄えです!

 

 ギュッとつまった奥津軽の食へのこだわり。先人が守り開拓してきた風土があってこその地産の恵みや、新鮮な食材を手間をかけて一つの料理に仕上げるプロの味を知ることができました。


「奥津軽ダイニング」来年もあったら参加したいなぁ♡


器の津軽金山焼については次回ということで。